2011年7月5日火曜日

価値観の戦い @飯塚


新しい復興相の発言が物議を醸しています。

岩手県では、
「おれ、九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか、わからんのよ」

宮城県でも、
「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」

これでは、九州の人間が誤解されそうです。


先日、その九州で衝撃的な出会いがありました。
博多駅近郊のラーメン屋で食べていると、
店外から私を見つけた Nくんが寄ってきました。

彼は、九州で営業マネジャーをしていた時の部下で約5年ぶりの再会。
少しの時間でしたが 互いにタイムスリップしたような感覚でした。

そのNくんが 営業マンとして一皮むけて 成長できた会社があります。
話題の復興相の弟さんが経営する地元ゼネコンのM組。
Nくんが がんばって社長にアポを取ることに成功しました。

そして 一人で勝負に行き、、、、
見事に 惨敗して帰ってきました。

自分の想定したストーリーが社長の考えと合わずに粉砕されて
しまったのです。
M組の社長さんには申し訳ありませんが、あまり問題意識をお持ちで
なかったのかもしれません。

Nくんの この日の訪問件数は M組の1件のみ。
でも マネジャーの私は Nくんを褒め称えたのを覚えています。
Nくんは 悔しさのあまり 涙を流していました。

今では、写真のような笑顔の青年ですが、、、、、

法人営業において 時には、
経営者と勝負しなければいけない場面があります。
Nくんが 初めて勝負した会社が M組でした。

これがキッカケになり、
鹿児島のゼネコンで社長との勝負が奏功し受注を獲得。
Nくん 飛躍の原動力となっていきました。

顧客の言いなりになるのではなく、
相手の経営課題へ ガツンと踏み込んでみる。

表面上だけの会話から卒業して、
相手の本音を ぶっちゃけて 聴いて見る。

このように、
経営課題やキーマンの核心に迫る営業スタイルを、
我々は「コア型営業」と呼んでいます。
実践できている営業マンは 極少数です。

今の私の使命は、マネジャーとしてではなく、
コンサルタントやインストラクターとしての立場で、
「コア型営業」の意義を伝え、具体論で伝授していくことです。

「コア型営業」へと脱皮できた営業マンは、
自己成長のスピードが急激に加速していくことも大きな特徴です。

Nくんは、今では人材派遣会社を経営しているとのことでした。
今度Nくんと会った時は、焼酎を呑みながら、
改めて M組で勝負した時の武勇伝を聴いてみたいと思います。

こんなブログを書いていたら、
復興相 辞任の速報が、、、

九州男児は 今は昔でしょうか。。。。

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