2014年12月20日土曜日

営業マンのためのブルーオーシャン戦略   @飯塚

選挙は、やはり自民党の圧勝になった。

野党は争点をアベノミクスから変えることができなかった。
前半戦では、家庭のミクス、維新ノミクスだと、アベノミクス
と同じ争点で戦ってしまっていた。
もしくは、単なるアベノミクス批判になっていた。
これでは勝ち目がない。

後半戦になって、メディアから自民が単独300議席超え!
との報道があって、維新だけが争点を変えた。
「与党を圧勝させていいのか」と独裁によるリスクを争点にした。
苦肉の策ではあるが、後半の巻き返しで議席確保に貢献
したことは間違いないだろう。

チャン・キム氏が提唱したブルーオーシャン戦略。
既存市場における血みどろの戦いをレッドオーシャンと呼び、
競争者のいない新たな市場をブルーオーシャンと名づけた。

ビジネス実務では賛否両論ある理論ではあるが、
私自身は、営業マンの戦闘場面で有効な考え方だと思っている。

コンペや提案競争において、レッドオーシャンの戦いをしてしまうと、
先行している企業が有利になったり、金額だけで判断されてしまう
ことも多い。
この時に、争点を変え競合をなくしてしまうことは、
まさにブルーオーシャン戦略といえるだろう。

いまの選挙も大事だが、次の選挙もある。
そのための布石を打ったのであれば、今回の負けも次の勝利
につながっていく。
残念ながら、そのメッセージは私には伝わってこなかった。

営業マンも同じだ。
今回のコンペも大事だが、次回の提案につながる戦い方をし
たいものだ。

@飯塚

2014年12月1日月曜日

政治力、営業力   @飯塚

師走の選挙でいろいろと大変そうだ。

安倍総理の解散記者会見を受けて、
某民放キャスターが、
『国民にアベノミクスの是非を問う選挙になりましたね』
とコメントした。

これを聞いて思った。
こりゃあ、自民党の圧勝だろうなぁ。。。

アベノミクスを争点にしてしまうと、野党には勝ち目は
薄いだろう。
有利に持ち込むためには、争点を変える展開が求められる。

実は、営業にも同じことが言える。
商品力が弱い会社、またはヒアリングや提案場面で他社に
先行されている場面などでは、この争点を変えることに全力
を尽くすことで可能性が広がる。

先日、当社の代表でコンサルタントの吉岡が、営業マンとの
同行場面で実践してみせた。
大手企業への提案コンペで、競合は約5社ほど。
事前に営業マンに状況を確認すると、
プレゼンの順番は1番目で、おそらく本命は他社らしいことまで
わかってきた。

そこで、事前に準備していたプレゼン資料はまったく使わずに、
口頭と手書きの提案で、争点を変えることに全力を尽くした。

結果は、本命をスルリとかわして受注することに成功した。


さて、野党は投票日までに争点を変えることができるか。。。

@飯塚