選挙は、やはり自民党の圧勝になった。
野党は争点をアベノミクスから変えることができなかった。
前半戦では、家庭のミクス、維新ノミクスだと、アベノミクス
と同じ争点で戦ってしまっていた。
もしくは、単なるアベノミクス批判になっていた。
これでは勝ち目がない。
後半戦になって、メディアから自民が単独300議席超え!
との報道があって、維新だけが争点を変えた。
「与党を圧勝させていいのか」と独裁によるリスクを争点にした。
苦肉の策ではあるが、後半の巻き返しで議席確保に貢献
したことは間違いないだろう。
チャン・キム氏が提唱したブルーオーシャン戦略。
既存市場における血みどろの戦いをレッドオーシャンと呼び、
競争者のいない新たな市場をブルーオーシャンと名づけた。
ビジネス実務では賛否両論ある理論ではあるが、
私自身は、営業マンの戦闘場面で有効な考え方だと思っている。
コンペや提案競争において、レッドオーシャンの戦いをしてしまうと、
先行している企業が有利になったり、金額だけで判断されてしまう
ことも多い。
この時に、争点を変え競合をなくしてしまうことは、
まさにブルーオーシャン戦略といえるだろう。
いまの選挙も大事だが、次の選挙もある。
そのための布石を打ったのであれば、今回の負けも次の勝利
につながっていく。
残念ながら、そのメッセージは私には伝わってこなかった。
営業マンも同じだ。
今回のコンペも大事だが、次回の提案につながる戦い方をし
たいものだ。
@飯塚
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